令和2年度 「五山送り火」について

令和2年度の京都五山送り火は

新型コロナウイルス感染拡大防止のため

規模を大幅に縮小して行われることになりました。

 

なお、護摩木の受付は今年度はありません。(京都五山送り火連合会

 

京都五山送り火とは?

夏の夜空を彩る「京都五山送り火」は、お盆の精霊を送る伝統行事です。

東山に大の字が浮かび上がり

続いて、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字

そして、嵯峨に鳥居形が点ります。

これら5つの送り火はすべて京都市登録無形民俗文化財です。


(点火時間は各山とも約30分間。気象条件によっては点火時刻を変更する場合もあります)

 

マップ

マップ

各山送り火のよく見えるところ

大文字20:00〜20:30頃賀茂川(鴨川)堤防〔丸太町大橋〜御薗橋〕
20:05〜20:35頃北山通〔京都ノートルダム女子大学附近〕
20:05〜20:35頃高野川堤防〔高野橋北〕
船形20:10〜20:40頃北山通〔北山橋から北西〕
左大文字20:15〜20:45頃西大路通〔西院〜金閣寺〕
鳥居形20:20〜20:50頃松尾橋・広沢池など
その他市内各ホテル屋上など

 

 

私たちは

京都にCOCOLUCL JAPANの商品を卸していることもあり

京都の方々とのつながりがあります。

2018年にボランティアとして

京都五山送り火を体験してきました。

お昼の段階から

30分かけて山に登り

20時の開始に合わせて火を点火する。

最初の点火は

少しでも遅れてはいけないし

早くてもいけない。

絶対に20時に合わせて着けないといけない。

日本中の人たちが見守る行事だから

必ずやり遂げなければならないと。

京都五山送り火の理事長にお聞きしました。

 

今年は残念ながら

コロナウイルスの影響で

一部のみの点火となってしまいましたが

本来は「中止」になっていたようです。

理事長や委員会の方々の想いが伝わり

なんとか開催されることになりました。

 

一昨年の話になってしまいますが

委員会の方々

地域の方々

ボランティアの方々

消防の方々など

とても多くの人たちが関わり

この「京都五山送り火」という行事が成り立っています。

 

今まではテレビでしか見たことがありませんでしたが

あの点火直前の独特な緊張感

魂を込めて点火する人たち雰囲気に

圧倒された記憶があります。

 

山頂付近まで登り

京都市内の夜景を背景に

火を一つづつ灯していく。

テレビや下から見る風景とは全く違う異空間に

完全に心を奪われました。

 

さてここからは

各山の説明です。

 

東山の如意ヶ嶽(大文字山)

大文字送り火は従来から護摩木に自分の名前と病名を書いて

火床の割木の上に載せて焚くと

その病が癒るという信仰があります。

又消炭を持ち帰って粉末にして服すると

持病が癒るともいわれています。

8月15日から16日にかけて先祖の霊や生存する人の

無事息災が護摩木に記されます。


この護摩木は送り火の点火資材として当日山上ヘ運ばれ

当夜7時から山上の弘法大師堂でお灯明がともされ

大文字寺(浄土院)住職及び会員らにより般若心経があげられます。

その後このお灯明を親火に移し

合図により一斉に送り火が点火されます。


大文字は市内中心部のどこからでも眺望できる位置ですが

足利家が最も眺めのよいように―条通を正面にした

京都御所の池泉にうつるようにしたなど、諸説があります。

 

 

 

「妙」は松ケ崎の西山(万灯籠山)、「法」は松ケ崎の東山(大黒天山)

ふもとにある松ケ崎の地域の人々は

送り火の点火によって先祖の精霊を送ります。

点火の際「妙」の西山では読経が行われ

送り火終了後、午後9時頃から1時間ほど涌泉寺で

「題目踊」「さし踊」(京都市登録無形民俗文化財[松ケ崎題目踊り・さし踊])が行われます。

 
 
 
 

西賀茂の船山

当日朝早くから

山のふもとの3町55軒の旧家より

年寄・中老・若中ら約50人が西方寺に集まり

割木などが山上へ運ばれ点火準備が行われます。

やがてふもとで打ち鳴らされる鉦を合図に点火され

西方寺住職の読経が行われます。

送り火終了後、西方寺において

読経と六斎念仏(重要無形民俗文化財[京都の六斎念仏])が行われます。

 

 

 

大北山の大文字山

左大文字が灯される大北山の大文字山は

岩石が多くて火床が掘り難いところから

以前は篝火を燃やしていましたが

現在はコンクリートの火床を使っています。

16日の午後7時頃、大北山の法音寺門前通りで門火(篝火)を焚き

先祖の霊をお寺ヘ導きます。

境内に設置された

送り火の親火台で護摩木が焚かれて先祖の霊をなぐさめる点火法要が行われます

その火で親火松明と手松明がともされて

山上へ運ばれ

山上の火床に点火されます。

 
 
 

嵯峨鳥居本の曼荼羅山

点火方法は

以前は地面に打込んだ杭に青竹を結びつけて立てておき

やがて時間がくると

太鼓を合図にあらかじめ燃やしてある親火に松明をくべ

太鼓を合図に松明を火床まで持って走り

各火床の青竹に突きさしていましたが

現在では、鉄製受皿火床に松明をつきさして点火しています。


16日午前8時頃

嵯峨鳥居本町の集会所から山上へ薪が搬ばれ

午後4時頃から再び送り火の点火準備が行われます。

当山の松明は

松の根など脂が多い部分(ジン)を小割にして束にしたものを縦に組んで立てます。

(京都五山送り「どんな行事?」【京都市公式】京都観光Navi https://ja.kyoto.travel/event/major/okuribi/ より引用。)

 

京都五山送り火は明日です。

皆様ぜひ、今年はテレビで見る方が多くなると思いますが

ご覧ください!

 

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